あそう眼科
白内障手術を受けられた方の声
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白内障手術を終えて、今


7/28、8/26手術:周藤 理子

1、あそう眼科との出会い
 友人知人から入る白内障手術の情報を聞くほどに踏み出そうとする心が鈍り、何だかんだと屁理屈を言ってしりごみする私に、ネットでの情報収集を申し出てくれた娘。
 思案ばかりもしていられない七十代後半に入った私は、戸惑いながらも自分なりの視点と判断で、娘と話し合いながらしぼっていきました。
 基準を一言で説明はできませんが、その中のひとつ、私宅から医院まで1時間までなら良しとしました。これは、50〜60分のあそう医院への通院時間はあてはまりました。
 たまたま最初の左眼手術でご一緒だった3人のうち、おひとりはネットで調べ今日の手術にのぞまれた方、おひとりは知人の紹介、あとのおひとりはすでにあそう眼科で片眼の手術をなさった方でした。まずは判断の良かったであろうことを感じたときでした。
 新津田沼駅のエスカレーター、小倉ビル3階までのエレベーターは、足の痛む私には都合の良いことでした。3階エレベーター左手のお手洗いの使い勝手の良さ、清潔な心地良さにもほっとしました。
 待ち合い室は閉鎖環境ではなく、視力検査室も見通せる、せこせこしないのびやかさでした。

2、院長先生、中村先生、そしてスタッフの皆さん
 院長先生の人となり、職歴等はネットで十分に知ることができます。先生自身の写真が紹介されている資料は多くはありませんでしたが、”この私があそうです。期待に応えますよ。” そんなメッセージを私は受け取ることができたように思いました。
 先生が手術の希望日をお尋ねになった時、「26日が大安ですので・・・」そんな返事を返しましたが、「26日、いいですよ」とおっしゃる先生の頬が笑っていました。両眼の視力を取り戻しつつある今、私でさえ可笑しくなりますから、さぞあきれていらっしゃったと思います。
 最初の手術を前に、質問を4つFAX致しました。お昼休みの頃でしょうか、院長先生からお返事の電話を頂きました。お忙しくお疲れでしたでしょうにと、大変おどろきましたし喜びました。
 また、「順調に回復しています」とだけでもわかるのですが、具体的に「泳いでも大丈夫です」とつけ加えてくださった言葉に、ワクワクしながら帰りの電車に乗ったこともありました。
 中村先生という女医さんにも一度診察して頂きました。明瞭な問いかけや指示、ふっとのぞいた女性らしさが印象的で、私には「お化粧はできないし、日焼け止めクリームも使えないのはつらいわね」と。
 スタッフの皆さんは、仲の良い若い姉妹のような方々。何を尋ねてもきちっと受けとめ、笑顔で適切な対処をしてくださる雰囲気の良さ。日野原重明先生提唱の「ラ音で心のハーモニー」(心地良い響きの話し方)を、知らず知らず実践なさっているのです。
 たまたま私の手術のお世話をしてくださったOさんとの会話。手術前の注意を聞いたのち、そっと私は言いました。「あのう、『痛い!』と言うかもしれませんが、それは眼ではありません。私の膝です。承知しておいてください。」Oさんは黒々としたつやのある瞳を一層大きくしてラ音で言いました。「できれば言わないでくださいネ。」そして声を忍んでラ音で笑いました。左眼の眼帯をはずしたとき、「左眼が小さくなったようです」とつぶやいたときも、「いえ同じですヨ。」これも同様にラ音。二つの場面とも私も一緒に笑いました。

3、手術
 心音が手術室にひびいています。平常心でありたいと、ずっとある事を念じていました。念じている間に終わりました。20分位でしたでしょうか。案じていたより痛みはありませんでした。ただ1ヶ月後の右眼の時にも、目玉をいじられるという恐怖心は消すことはできませんでしたが・・・。私が念じた言葉はナイショですが、好きな詩でも、得意な歌でも、花の名前でも、思い続けているうちに穏やかになり、「はい、終わりましたよ」となる筈です。
 手術台の左下の方から聞こえる宇宙の音楽のような響き、あれは何だったのかしら。
 手術の翌日、眼帯をはずして検査を終了した時、院長先生からタテ5.5cm、ヨコ8.5cmのカードを頂きました。裏面には、眼の手術に関する個人情報でしょうか。表面左4割ほどの鮮やかなブルー、その中に挿入された眼内レンズと固定のループは、レンズの代わりに地球が青海原に浮かぶ図柄になっています。地球の大きさは十円玉とほぼ同じでした。このブルーのすがすがしさは、不思議なほどの美しさに思えました。
 レンズは多少青味がかって見える云々とありました。私は今それを実感しています。記録している紙の白さも、テーブルかけも、陶器の白も、ほんの少し透明な青と白の世界です。キラキラと青味を含んで積もる雪、今年の雪が待ち遠しく思えます。

4、最後に
 時間差のある点眼薬、左と右の薬の違い等々、時には入院の方が楽だったと思ったりしました。ところが工夫することで、ひとつひとつクリア。左、右と声を出すことも、点眼のための時報としてラジオを活用することも・・・。そうしているうちに、自分が主体なのだ、責任をもつのは自分なのだという意識さえ芽生えてきました。勿論、視力が回復できたのは、あそう院長先生、中村先生、スタッフの方々、薬剤師さんが一体となって取り組んでくださったおかげだと心からそう思い、感謝の念一杯です。永いこと悩み、臆病になり、考えあぐねていた白内障、そして今回の決断と治療とよろこびとを伝えたくて、あそう眼科白内障手術の一体験者として、わきまえもなく、正直に自由に内心を綴らせて頂きました。本当にありがとうございました。

  なおなお、白内障と白内障の手術を前に思いわずらっていらっしゃる方に、”大丈夫ですよ”の声をぜひ届けたく思っております。

2004年9月1日記
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